読み物|不安を消す
英語に自信がないまま、海外へ行った大学生たちの話
「英語は苦手です、正直」。到着した日にそう話した大学生たちは、最後の夜に何と言ったのか。キミタビの参加者インタビューから、英語の不安がどう変わったかをまとめました。

海外のプログラムを調べていて、いちばん最初に引っかかるのは英語だと思います。話せないのに行って、意味があるのか。周りについていけるのか。
キミタビに来る大学生も、多くが同じところで迷っています。参加者の英語力は初級〜初中級がほとんどで、2025年夏は76%でした。この記事では、英語に自信がなかった参加者が、到着した日と最後の夜に話したことを、そのまま並べます。
到着した日に話していたこと
到着した日のインタビューで「英語はどう?」と聞くと、返ってくる答えはだいたい似ています。
英語は、やっぱり苦手ですね、正直。 ありささん(大学生)・到着の日
うまく自分の感情とかを伝えられるかは不安です。 りんかさん(大学2年)・到着の夜
英語がめっちゃ得意って自分で思ってないので、うまくコミュニケーションを取れるのか、ちょっと不安です。 ひすいさん(大学2年)・到着日
外国語大学の学生でも同じでした。
外国語大学に所属しているにもかかわらず、自分の英語には全然自信がなかった。 クロエさん(大学3年)・最後の夜
最後の夜に話していたこと
同じ人に、最後の夜にもう一度聞きました。
最初の日とかはすごく大変だなって思ったけど、今では、さっき乾杯の挨拶とかの時も、ある程度すらすら英語が出てくるようになったから、めっちゃ成長できたなって思います。 クロエさん(大学3年)・最後の夜
ベトナムに参加したナズさんは、それまで留学生に話しかけることもできなかったと話していました。
私は今まで英語を喋ることがすごく怖くて、留学生にも話しかけられなかったんですけど、(中略)ベトナムに来ているベトナム人学生の方と一緒に交流することによって、英語を話すことが怖くなくなりました。 ナズさん(大学生)・1週間の終わりに
数字で見ると、動いたのは「怖さ」のほう
2026年夏、同じ参加者に出発前と帰国後で同じ質問をしました(10点法、両方に答えた22人)。
| 質問 | 出発前 | 帰国後 |
|---|---|---|
| 英語を話すことへの抵抗(低いほど良い) | 4.77 | 3.32 |
| 英語で伝えられる自信(高いほど良い) | 4.05 | 5.86 |
2週間で単語が倍に増えるわけではありません。変わったのは「間違えたら恥ずかしい」「通じなかったらどうしよう」という怖さのほうでした。
どうして怖さが減るのか
参加者の話を読み返すと、理由は大きく3つに分かれます。
1. 話す相手が「先生」ではなく、同い年の学生
キミタビでは、現地の大学生と同じチームで動きます。相手も英語が母語ではありません。ナズさんが「怖くなくなった」と話した理由も、教室ではなく、現地の学生との交流でした。
2. 英語が「試験」ではなく「道具」になる
現地では、街を歩いて人に話を聞き、村の子どもたちに向けた企画をつくり、最後に発表します。伝えたいことが先にあるので、文法が合っているかより、伝わったかどうかが大事になります。
3. 準備の時間がある
出発前に、オンラインの英語レッスンが最大8回あります。現地では6日間・18レッスンを標準に、その日に使う表現を練習してから外に出ます。いきなり英語の中に放り込まれるわけではありません。
英語が苦手な人ほど、来てほしいと言われた
インタビューの最後に「どんな人に来てほしい?」と聞くと、英語の話が何度も出てきました。
自分の英語力が自信ない人とか、迷ってる人、全てに迷ってる人に来てもらいたい。 りんかさん(大学2年)・最後の夜
英語に自信がないことは、参加しない理由にはなりません。むしろ、その不安を持ったまま行った人の変わり方が、いちばん大きく見えます。
英語のことで気になることがあれば、よくある質問にもまとめています。直接聞きたいときは、LINEで相談してください。