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「英語の恥ずかしさの壁が壊れる瞬間を、何度も見てきた」キミタビ代表が話す、スイッチが入る日
英語が話せない、恥ずかしい。そう思っていた学生が、ある瞬間から英語で夜中まで議論を始める。キミタビをつくった代表の渡邉が、カンボジアで何度も見てきた「スイッチが入る瞬間」の話です。

キミタビをつくった代表の渡邉は、フィリピン・セブ島で10年以上、英語の学校を運営してきました。その中で、ずっと気になっていたことがあります。
自分の意思じゃなくて、学校から言われてきました、親から言われてきましたという人が増えちゃったんですね。どれだけいい環境を整えていても、なかなか英語は身につかない。
英語は、「やらされている」うちは身につかない。では、どうすれば自分から話したくなるのか。その答えを見つけたのが、2023年の年末に訪れたカンボジアでした。
英語は、目的じゃなくて道具
深い課題に取り組む中で、英語自体が目的ではない。課題に没入して取り組んでいく中で、伝えるための道具としての英語。そういう立ち位置でプログラムを作ったら、非常に面白いんじゃないかと思ったんです。
キミタビでは、プノンペン郊外のアンドン地区を訪ね、子どもたちが夢を持てるようにするには何ができるかを、現地の大学生と一緒のチームで考えます。
スイッチが入る前と、入った後
最初は、ほとんどの人が英語に引っかかります。
カンボジア人の大学生と話すのも、文法がわからないとか、単語が見つからないとか、恥ずかしさが先に立つ。
でも、子どもたち一人ひとりに会うと、何かが変わります。
何とかしてこの子たちの未来を作ってあげたいと思う瞬間に、スイッチが変わるんですね。どうやったらこの問題を解決できるんだろうか、という方が主になっていく。拙い英語でも、それ以上に伝えたいという気持ちの方が圧倒的に勝った瞬間に、英語の恥ずかしさの壁をぶち壊していく。
実際に、そうやってみんなが英語への抵抗感がなくなっていく瞬間を、何度もこのプログラムで目撃してきました。
夜中まで続く、英語の議論
スイッチが入るのは、チームの話し合いの中だといいます。
最初はお互い知らない人同士なので、なんとなく遠慮し合っている。でも目の前のリアルを見たとき、飾った言葉ではなく、自分自身が何ができるのかを本気で全員が考え出すと、喧々諤々の議論が起こる。そこにカンボジア人の学生が入ると、それが英語で行われている。昼間だけじゃなく、夜中まで議論が続いているのを見たときに、本当にスイッチが入ったんだなと思うんです。
英語に自信がない人へ
英語が苦手なまま参加した先輩たちの話は、英語に自信がないまま、海外へ行った大学生たちの話にまとめています。2026年夏、同じ参加者に出発前と帰国後で聞くと、「英語を話すことへの抵抗」は 4.77 から 3.32 に下がっていました(10点法・n=22)。
渡邉がいちばん伝えたいのは、このひとことです。問いを立てる力は、教室ではなく現場で育つ。 英語は、そのための道具です。