読み物|カンボジアを知る
カンボジアの歴史を、現地で学ぶ日。キミタビが最初に歴史を置く理由
キミタビのカンボジアの13日間は、街の観察と歴史を知ることから始まります。1970年代のポル・ポト政権の時代を知らずに、いまのカンボジアの課題は見えてこないからです。

キミタビのカンボジアの13日間は、到着とオリエンテーションのあと、「歴史・地域理解・対話」の日に入ります。チームで企画をつくるのは、その後です。
なぜ、最初に歴史なのか
カンボジアでは、1975年から1979年までのポル・ポト政権の時代に、多くの人が命を落としました。学校や病院は閉じられ、教師や医師、知識のある人たちが狙われました。首都プノンペンにある「トゥール・スレン虐殺博物館」は、当時、収容所として使われた元の学校の建物です。
いまのカンボジアで、教育や暮らしの課題が残っている背景には、この時代があります。村で子どもたちに会う前に、その背景を知っておく。そうしないと、目の前の状況を「大変そう」の一言で片づけてしまうからです。
知ってから、会いに行く
歴史を学んだあと、参加者はプノンペン郊外のアンドン地区を訪ね、住民に話を聞きます。アンドン地区は、2006年の強制移転でできたまちです(くわしくはアンドン地区の記事)。
歴史を知っていると、聞く質問が変わります。「何が足りないのか」だけではなく、「なぜそうなったのか」を聞けるようになります。
ニュースとか見てても流し見ぐらいだったんですけど、実際に目で見ることができたから、もっと世の中のことに関心を持って。 クロエさん(大学3年)・最後の夜
行く前に読んでおくと良いこと
- ポル・ポト政権(クメール・ルージュ)の時代について、概要だけでも知っておく
- トゥール・スレン虐殺博物館や、展示の内容について調べておく
- 現地では、展示や話を聞くときの態度に気をつける(写真を撮ってよい場所か、先に確かめる)
重い話も含まれます。気持ちがつらくなったら、スタッフに伝えてください。無理をする必要はありません。